日本型ビジネスモデル事例研究セミナー開催のお知らせ

 

 

最近ビジネスモデルという言葉を新聞、雑誌、テレビで見たり、聞いたりする機会が
増えてきました。
現在の経済の停滞感、企業経営の閉塞感を打破するためには新しいビジネスの
仕組み、さらにはビジネスシステムのパラダイム転換が必要になってきている
― そんな危機意識が広がってきているように思われます。
今年の2月に出版された「ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書」が
良く売れているのも、このような背景が大きく影響していると、言えるかもしれません。
どのようにビジネスモデルを創っていくのか、とても分かりやすい手引書です。しかし
この本を本当に理解し、咀嚼して、使いこなすためにはやはり自分でビジネスモデルを
つくることが大切です。そのためにはまず具体的事例を研究することが役に立ちます。

 

さてこれから6回に亘って開催する事例研究セミナーは以下のことを目指しています。

 

1.ビジネスモデルを生成し、デザインするための基本的要素について確認作業をします。
2.日本の経営風土に合った日本型ビジネスモデルとはどのような特徴を持っているのか、
またモデル生成を支える日本型イノベーションとはどのようなものか、について整理して
いきます。そして「ビジネスモデル・ジェネレーション」をテキストとして使いながら、
江戸時代の事例と現代の事例を中心に探求していくことにします。
3.このセミナーは講師と参加者の皆さんとの「共創」の場です。講師のプレゼンの後、
参加者の皆さんと一緒にブレストをしたいと思います。

 

開催要領(第2回)

 

・日時   : 2012年7月26日(木) 午後6時~8時

・会場   : ちよだプラットフォームスクウエア 会議室500(5階)

・事例   : 第二回テーマ 福井藩 由利公正「民富論」のビジネスモデル

外国交易、建設国債(切手)の発行、市場調査、物産総会所の設置、
物産の藩政府保証、インフレ化歯止め。

現在ではケインズ理論の先取りという評価もあります。

・講師   : 阿部 義通(㈱ミヨシフロンティア 代表取締役社長)

・参加費  : 2000円

・定員   : 8名 (定員になり次第締め切ります)
<ご参考>進行表

(以上)