ロングテールビジネス再考と適用

ロングテールビジネスのコンセプトはクリス・アンダーソンによって提示された。簡単に言えば「沢山売れる少数のヒット商品を販売するビジネスから少ししか売れないニッチ商品を沢山販売するビジネスへのシフト」だ。クリスはメディア産業においてこのシフトが可能になる要件を3つにまとめている。

1.制作ツールの大衆化(技術コストの低下)

2.流通の大衆化(デジタルコンテンツの流通がコモディティ化)

3.検索コストの低下(興味を示す潜在顧客の発見)

以上から分るようにロングテールビジネスはインターネットの普及によって可能になった。

クリスはこのロングテールビジネスはメディア産業以外にも適用できると考えている。

当社は中小の事務所ビル、マンション、戸建ての屋上、あるいはテラス向けに屋上菜園ガーデンの需要開拓を行なっている。モットーは「小さな施工も喜んで!」だが、この屋上菜園ガーデンを全国に普及するためには3つのことが必要と考えている。

1.屋上菜園ガーデンを作るそれぞれの部材のモジュール化、パターン化

2.1を前提条件にして施工形態を2つに分ける。

・今迄と同じように当社で施工する

・当社のアドバイスを元にDIYで利用者が自分で施工する

どちらにしても技術資料の整備とテンプレート化が必要となる

3.屋上菜園ガーデンのメンテナンスアドバイス(野菜、果樹の場合は栽培指導)

 

1~3迄インターネットを活用すれば出来る時代になった。今年は屋上菜園ガーデンのロングテールビジネスに取り組んでいく。