屋上菜園  新しい楽しみ方と価値共有

 

屋上菜園ガーデンの楽しみ方は野菜栽培だけには留まらないのではないか、というのが最近の私の考えだ。楽しみ方には3つのレイヤー(層)がある。まず一番基礎になる野菜栽培のレイヤー。このレイヤーでは自分で野菜を栽培して収穫する。自分でトマト、イチゴ、ピーマン、スイカなどを栽培できたら嬉しいものだ。自分の家だけで食べきれない時はご近所にお裾分けすることもできる。その上の2番目のレイヤーは料理会、食事会だ。栽培仲間と自分達が育てた野菜を使った料理を一緒に食べるのは又格別だ。このレイヤーではいろいろな企画が立てられるだろう。例えば「マとキッズの料理会」。供達がお母さんの料理を手伝う。料理専門家のアドバイスなどもあれば更に盛り上がることだろう。あるいはシニアの皆さんの料理と歌の宴会も楽しそうだ。今年4月からの千代田高齢者センターでは年間3回、屋上で皆さんが栽培した野菜を使った食事会を開催することになった。一番上のレイヤーはイベント、祭、行事となる。今年、当社ではそれぞれのレイヤーの専門家とタイアップして、この3つのレイヤーの企画の具体化と定期的活動の実施を計画している。屋上菜園ガーデンだからこそできる新しい楽しみ方と価値共有を推進していくつもりだ。