サンクスペアレンツのBM

このBMは3年程前、伊豆の旅館の依頼で作成したものだが、その旅館が他社の傘下に入ったため、残念ながら宙に浮いた形となってしまった。その後、暫く塩漬けにしていたが、ここに来てサンクスペアレンツのBMを新たな視点から見直して、具体化していきたいと考えている。当初は旅館の稼働率のアップが目的であったが、もう少し大きな視野で捉え直していきたい。具体的には以下のような3つの流れがある。

1.6次産業化の流れの中で全国的に地域の産物の加工・ブランド化が進んでいる

2.景気拡大の主役が輸出と設備投資から民間消費支出に移行しつつある

3.都市生活者がかつてないほど農業、地方に関心を持ちつつある

サンクスペアレンツは高齢者を対象にしたビジネスモデルであり、ニーズとウオンツの高い旅行に焦点を合わせている。高齢者が地方に旅行に行けば、地方にお金が落ちる。今迄以上に旅行需要は拡大するであろうし、またさまざまな形態の旅行が生まれていくことになるだろう。そして民間消費の中で今後高齢者が果たす役割は大きいはずだ。

技術的な問題も解決されつつある。それは旅行中の高齢者の健康管理だ。最近優れた機能を持ったWEARABLEの健康管理機器が次々と開発されている。

BM実行の条件が揃い、機は熟した、と言えるだろう。

(*このBMのストーリーは弊社ミヨシフロンティアのHPにバナーをつけて載せています)