地域社会運動家としての中小企業家

20日(水)中小企業同友会の1月例会に参加して、講師の話から貴重な示唆を受けた。

講師のY氏は、中小企業家は「社会運動家」でもあると訴えていた。中小企業の多くは地域に根差した事業活動を行なっている。地域の経済活動と雇用の担い手でもある。Y氏は地域の一つ一つが元気にならなければ日本は元気にならないと。そのためにも中小企業の地域における役割は大きいと私達に奮起を促していた。以前から思っていたことだが、企業を規模で分類するのではなく、役割で分類すると、中小企業は2つに分けられるかもしれない。一つは地域企業、もう一つはベンチャー企業。そして大企業は全国展開企業、というように。規模で分類するとそれがモノサシになってしまうが、役割であれば、役割を十分果たしているかどうかが、モノサシになる。大企業は全国展開企業なので、それぞれの地域の地域企業の支えが必要になることだろう。

ベンチャー企業はイノベーションを役割とする。縦ではなくて水平に企業を位置づけてみる。その発想の転換で新しく見えてくるものがあると思う。地域を元気にする事業活動が地域企業には求められている。