「ベジタブル・コミュニティ」マネジメント

 

屋上菜園がつくりだすコミュニティを「ベジタブル・コミュニティ」と名付けてみた。箇条書きとなるが、以下その特徴を思いつくまま20項目列記する。

1.ユニバーサルである。老若男女、だれでも参加することができる

2.「野菜栽培に関心がある」をベースにしたフラットな集団

3.生長し、花を咲かせ、実をつける野菜が発する磁力が溢れている

4.農業のカルチャー的な部分にも強い、多様な関心を、価値感として持っている

5.野菜生活を中心にした多様な人々の自発的なネットワークがつくる「場」である

6.菜園で一緒に作業、協働が実現できる

7.屋上菜園と人との間、人と人との間にストーリーが生まれる

8.頭で考えた言葉ではなく、心(気持)が感じた言葉によるコミュニケーションの「場」

9.決めようとしないから決まる打ち合わせ・野菜の2段階生長に学ぶ

10.作業の後の2次会での交流深化

11.昔の人々が生きて、耕した土地の歴史を無意識の内に感じる

12.血縁(赤)、地縁(茶)、そして緑でつながる菜縁

13.屋上菜園は、賑わいを産み出す 賑わいを続け、拡げるのはコミュニティの力

14.無縁社会から野菜でつながる有縁社会・都市デザインの一部

15.季節、自然、生物多様性との対話の場

16.栽培過程、生産過程、労働過程の「見える化」の場

17.出会いと感動が生まれる場

18.野菜の環境適応力、生命力に触れる場

19.憩いとストレス解消の場

20.エコ・エンジョイの多様なメニューが生まれる場