「組み合わせの妙」が商機
私の家の近くに以前スーパーのダイエーがあった。そこの確か最上階の4階に女性専用のフィットネスクラブ「カーブス」が入っていた。現在ダイエーは取り壊され、現在は基礎部分の解体作業が行なわれている。大きなマンションができるらしい。ところでダイエーがなくなっても「カーブス」は近くのビルに部屋を借りて、活動を続けている。お客さんがしっかりついているのだろう。さて、「カーブス」は約1400店の多くが商店街の空き店舗や、スーパーの不採算売り場を模様替えして、スーパーに通いなれた主婦らを会員として取り込んだ。うまいやり方だ。既存のスペースを安く借りることができるので設備投資が少なくて済む。主婦にとってもわざわざ行くというより、30分と時間が決まっているので、買物のついでに寄ることができる。「カーブス」はスペースとお客様の二つを有利な条件で手に入れることができる。スーパーにとっても、お客様にとっても、カーブスにとっても、まさに「三方よし」。他業界の「困った」に目をつけ、「三方よし」のビジネスモデルを作った「カーブス」から私もそのビジネスモデルを学び、借りたいと思っている。