たとえばこんな生活

小川町に月1回通っているうちに、いいところだな、老後はこんなところに住んでみたいと思い始めているが、病気になったら、一人になったら心細いだろうなと考えると、やはり週末に滞在して過ごす、というのもいいかもしれない。そしてできれば同じ思いを持った仲間と一緒に週末を過ごすことができればもっと楽しく、充実した時間を過ごせるのではないかと思ったりする。そして例えばこんな生活・活動をしてみたい。まずは畑仕事、稲作。出来る限り自給自足を目指す。次はかまど(竈)づくり。これは煮炊き用だ。石窯づくり。これがあればパンも焼けるし、ピザも作れる。山に登る時に背負う竹籠づくり。

自分達が飲む日本茶とか紅茶も作ってみたい。つまり地元にある資材を使って地方ならではのものをいろいろ作ってみたい。作業の後、夕方は皆で食事。食事も自分達で作る。食事の後は今日のお互いの作業報告を兼ねた宴会。

私達都市生活の利便性に長いこと浸ってきた者にとって田舎に移住するのは大きな決断になる。しかし一方で憧れがあり、人間性回復への期待もある。そして忘れてならないことは、移住には大きなリスクも伴なうということだ。その意味では都市と地方の「いいとこ取り」になるが、週末地方住民というのもあっても良いのではないか。私は自分の経験から言っても可能ではないかと考えている。