もっとジョークを!その2
答弁(イギリスのジョーク)
イギリスの国会で野党議員が与党の大臣に質問をしている。
与党議員は丁寧に答えているが、それが気に入らなかったのか野党議員の質問が段々感情的になっていった。
とうとう言わずもがなのことを野党議員は口にした。
「獣医上がりの大臣に国民のための政策が実行できますかな」
大臣は答弁に立った。
「貴方も診てさしあげましょうか。健康保険は適用されませんが、よろしいですね」
議場は満場笑いの渦となった。
憲法改正 (作 阿部)
憲法改正を悲願にしている日本の首相が夢を見た。
「私の孫よ。そう呼びかけてから元首相はもぐもぐと呟いた。あのトレードマークのしっかりした前歯は抜け落ちていた。」
日本の首相は聞いた。
「おじいさん。すみませんがもう一度言って頂けませんか」
元首相は大きく口を開けて言った。
しかし孫の耳にはお祖父さんの言葉は空気が漏れるためか憲法改正か健保改正か、分らなかった。
「お祖父さん、私がやるべきことは憲法改正だと信じていますが、それでよろしいのですね。」
お祖父さんは悲しそうに首を振った。
「ワシが満州国を支配していた時に満州国国民の健康を守る仕組みをしっかり作っておれば、日本は戦争に負けなかった。」
笑いは大切だ。気持ちの良い笑いは自分をネタにしている場合が多い。それはいわば大人の笑いだろう。欧米人はある意味、ジョークで鍛えられている。ということで、今年1年、ジョーク、冗句を心がけたいと思っているところだ。
(なおソ連とイギリスのジョークは記憶を頼りに再現したので本来のものと違っている可能性があるので、その旨ご了解ください)