エウセビオス「教会史」秦剛平訳より

最近新約聖書成立の真実に対し、本当のことを知りたくなり、3冊の本を購入した。

今までクリスチャンの端くれとして、しかもプロテスタントとして、旧約聖書、新約聖書を真面目に読んできたつもりだ。日曜の礼拝で聖書から牧師がメッセージを語る。毎週礼拝に出席して耳を傾けている。プロテスタントで福音派と呼ばれる私達は聖書の言葉の無謬説に立っている。聖書の言葉は聖霊が書かせたと私達は信じているが、それでもやはりそれを書いたのは歴史の中の、ある時ある場に生きた具体的人物だろう。

独学でどこまで真実に迫ることができるか、分からないが、自分なりに探求していきたいと考えている。その上で自分の信仰を見つめ直したい。

これから読もうとしている3冊は以下の本だ。

1.エウセビオス「教会史」秦剛平訳

2.G・タイセン「新約聖書」大貫 隆訳

3.竹下節子「キリスト教の真実」

「教会史」の翻訳者、秦剛平氏は「訳者はしがき」でこう述べている。

「・・・本来、語られたそのときその場においてのみ妥当だったはずなのに、その過去は切り捨てられて現在のときと場所に入り込み、いかなるとき、いかなる情況においても妥当する誤りなきものとされてしまうのである」「『言葉』が『聖なる御言』へと変貌する」

キリスト教については私なりにもう一つの取り組むべきテーマがある。それは「キリスト教は反エコロジーか?」という問題だ。