キャラクタービジネスのビジネスモデル

 

私はこの分野は全く詳しくはないのだが、私の知人が勤めている会社はキャラクターの版権を扱っていると聞いた。版権を扱う会社があるということは充分経営が成り立つという証左だろう。さてアンパンマンもドラエモンもキティもゲゲゲの鬼太郎も有名なキャラクターだ。テレビコマーシャルにも出てくるし、商品カバーにも印刷されている。キャラクターが付いているかどうかで当然売上げも変るのだろう。子供達はキャラクターが大好きだ。「可愛いい」「かっこいい」「自分もそうなれたらいいな」「友だちと共通の話題ができる」・・・。キャラクターが子供達にとっては友だちなのだ。アイドルとも言える。一方大人にとってアイドル的なキャラクターはいるだろうか。人気のある劇画ゴルゴ13はどうだろうか。超人的な射撃能力と問題解決力は大人にとって憧れかもしれない。しかし、商品にゴルゴ13を印刷したものは寡聞にして知らない。「美味しんぼ」にしても「島耕作」にしても事情は同じだろう。とするとキャラクタービジネスの対象となるようなキャラクターには「年齢制限」があるのではないかと思われる。お菓子、オモチャなどの「子供市場」ではキャラクターが大活躍しているのだろうが、あまりに露出しすぎると飽きられる、という問題が出てこないだろうか。キャラクターにファミリーが登場し、また敵役も増えていく、というのはこの辺の事情を映しているのかもしれない。

一度キャラクタービジネスのビジネスモデルについて分析してみたいものだ。