コトラーのマーケティング理論の適用
昨年1月日本経済新聞朝刊の「私の履歴書」にアメリカのマーケティング学者フィリップ・コトラーの記事が掲載された。興味深い内容だったので、彼の著書を購入するつもりで池袋の西武百貨店のリブロに行った。コトラー関係の本が数多く出ていたが、理論的な本よりも実践的な本でそれほど時間をかけずに読める本、ということで探していたら、「コトラーの『マーケティング』実践ワークブック」という本が見つかった。右ページ説明と左ページに内容が図解されている。購入して早速一読した。コトラーのマーケティング理論は価値主導のマーケティング理論であり、価値提案を柱とするビジネスモデルと被るところが少なくない。その意味では分かり易い内容だが、この種の本は問題は頭で理解して分った、感動したという段階に留まっていてはいけないわけで、実際にやってみて初めて「分る」ということになる。あるいは「ここはちょっと違うのではないか」という面に気付くかもしれない。ということで今年の春から取り組むある商品について、実験的にコトラー流でマーケティングをしてみることにした。どんな結果が出るか楽しみだ。