サービス型ビジネスモデル

 

売り切りからリース契約、しかも実際の稼動している時間に対して課金するシステム大きくシェアーを伸ばしたのは、航空機エンジンメーカーのGEだ。この契約によるメリットは極めて大きいものがあった。この契約によってエンジンのどこが壊れやすいかという情報を把握し、次のエンジン開発に役立てた。さらに早目の部品交換によりGEのエンジン稼働時間が増え、リース収入も伸びる結果となった、という。(以上「なぜあの会社は儲かるのか?」山田英夫著より)売り切りにしないで貸して課金システムで収入を得る、というやり方は他のビジネスにも移植可能だ。大事なことは収入を増やすということだけでなく、使われている製品の使用情報を把握して、サービスレベルを上げるというところにある。今後農山村での電力自給の動きが加速していくことだろう。例えば小型水力発電。

設備投資金額はまだまだ高い。そこで実際に発電機が稼動した時間に基づいて課金したら、普及のスピードが上がるのではないだろうか 小河川などに固定的に設置するので、リース契約になるが、現在の発電機の価格では償却には5年以上かかるので、リース契約の条件設定と課金システムにもう一工夫が必要だろう。