チーム力と雑談力でビジネスモデルをつくり実施する

 

大阪に出張するため東京駅に向かった。少し早く着いたので、構内の本屋に立ち寄り、本谷さんの「嵐のピクニック」を探したが、見つからなかった。そこでタイトルに惹かれて手にとった本が「雑談力」(東京メンタルヘルスアカデミー・フレンドスペース著)だった。以前から雑談について関心があったので、雑談についておさらい?をするのもいいかな、それに気軽に読めそうだし、ということで購入。新大阪迄の新幹線の中で読み始めた。序章 ほんの10分を埋める「雑談」の雰囲気を盗め! 1章 雑談できる人・出来ない人 2章 雑談の場を「作る」客観的条件。ここまでは、なるほど、そうだな。ここは自分もある程度やっているな。このところは気をつけて修正しなければいけないか・・・そんなやり取りを自分の中でやっていた。この本の峠は3章 人の話を「聞く」(ここではカウンセリングの技術が紹介されている)4章 人をひきつける「語る」技術(この章は実際の雑談のクオリティアップに役立ちそうだ)5章は とっさの雑談Q&A 終章終りに。著者は雑談の心髄は、「フリートーキング」であり、すべてから解放された会話であると言う。私はこの本を読みながら、雑談は人間関係を耕し、より良い関係を維持、発展させる地味ではあるが、必要不可欠な栄養分を補給する活動ではないかと連想した。とすれば雑談はたかが雑談、されど雑談だ。日頃からきめ細かい雑談を交わすことによって、チーム力は向上するだろうし、また本音のフリートーキングからは新しいアイデアが泉のように湧いてくるだろう。その泉が溢れてビジネスモデルにつながるということも十分期待できる。雑談力というタイトルの本を閉じた私に閃いたのはこのことだった。