テレワークとワークバランス・生産性向上と豊かな家庭生活

テレワークが普及している。今では利用者、利用形態も増え、普通になりつつあるようだ。

テレワーク自体は20年以上前からあった。20年以上前、私が住んでいる志木市に出来たマンションには実験的な目的だったのだろうが、テレワーク用のサテライトオフイスがあった。最近のITの進歩でテレワークを「効率のいい働き方」と捉えて導入する動きが目立つ。日産自動車は利用上限を月5回に拡大している。つまり週1回は在宅勤務できるようになった。サントリーは「1日単位」でしか認めていなかったテレワークを「10分単位」でできるようにしている。

さて大企業の動きとは別に小企業でもテレワークを検討してみたい。例えば社員数5名ぐらいの会社でテレワークを導入してみたらどうか。それも週3日。実際に顔を合わせるのは例えば月曜日と水曜日。日々のコミュニケーションは電話、メール、スカイプなどで代替できる。通勤時間、それに交通費の節約にもなるだろう。私自身神田錦町の東京オフイスに通うのに片道90分、往復で3時間かかっている。無駄にしないようにと本を持参するが、やはり途切れ途切れの読書になる。

小企業でテレワークを導入するにはいくつかの条件を揃えることになるだろう。私なりに5つほど挙げてみたい。

1.メンバーが皆経営者意識を持ち、自律的であること

2.IT技術を使いこなせること(コミュニケーションと情報共有のため)

3.仕事がエンドレスにならないように仕事時間のルールを決めること

4.出勤と在宅の相乗効果を検証すること

5.機密保持の安全性を担保すること

土日以外に週1回でも家族と一緒に夕食を取り、家族団らんの時をもっと持てるようになれば、家庭の風景も変わっていくことだろう。