ハイリスク・ハイプロフィットとローリスク・ロープロフィット
ビジネスモデルの中核部分を占める利益モデルについて、私なりに以下のような分類をしている。
1.ハイリスク・ハイプロフィット
2.ローリスク・ロープロフィット
3.ハイリスク・ロープロフィット
4.ローリスク・ハイプロフィット
注意しなければならないのは3と4だ。
3についてはビジネスを始める前はローリスクだと思っていたが、やってみたらあにはからんや、ハイリスクで、働き損のくたびれ儲けということになったり、最悪の場合負債を抱えたりすることになる。私自身もそれに近い経験をしたことがある。堅実なビジネスと思っていたが、実際はそうでなかった。
4についてはうまい話には注意ということになるだろう。世の中、簡単に儲かるビジネスはない。怪しい話には近寄らないことだ。最近私の知人がこの種の話を持ちかけてきた。やんわり断わったことは言うまでもない。
残るは1と2になる。若い時、また挽回できる年齢であれば、またハイリスクを吸収できるほどの余裕があれば、1を選ぶのも良いだろう。
しかし、私の年齢になってビジネスを行なう際、あるいはプロジェクトに取り組む場合は、やはり2のローリスク・ロープロフィットを選ぶことになる。そして実際にビジネスをしながら、プロジェクトを動かしながらロープロフィットをミドルプロフィットに近づけていく。そのための利益増加のためのプロトタイプは事前に3つ以上考え、用意しておく。タイミングを見ながら、プロトタイプをビジネスプロセスに投入していく。そして評価する。PDCAサイクルを回す。
以上がビジネスモデルのデザイン及び実施の際に私なりに心がけていることである。