ビジネスモデル デザインの個人指導

 

ひょんなことから、今年からビジネスモデルづくりの個人指導をすることになった。日本で働いているオーストラリア人のAさんが今の会社を辞めて、自分で事業を起こしたいと言う。昨年一緒に食事をしていた時、打ち明けられた。具体的な事業の内容までは聞けなかったが、ついては自分の事業のためにビジネスモデルをつくりたいので、教えてほしい、とのことだった。私が日本型ビジネスモデルについて研究し、また実際に作っている話を以前したことがある。興味を持ったようだ。私は現在どのようなビジネスであってもビジネスモデルと事前に構築することが大事なことだと思っているので、私で良かったら、ということでお引き受けした。Aさんはかなり日本語が話せるが、難しい話となるとやはり英語だろう。ということで、今回はテキストとして、「Business  Model Generation」の英語版と日本語版、それに私が作成しているテキストを使いながら、恐らく半年間はかかるだろうが、Aさんと一緒に新事業のビジネスモデルをつくることになった。さてビジネスモデルをデザインする場合、私はいくつかの乗り越えるべきハードルがあるように感じている。私はそれを5つにまとめた。

1.困難に挑戦する気概、志・・・これが無ければ何も始まらない

2.一旦始めたら止めない ・・・継続こそ力 「これしかない」という覚悟

3.利己利他の精神    ・・・自分さえ儲かればいいではいずれ相手にされなくなる

4.物事への観察力    ・・・観察力は洞察力につながる

5.思索力        ・・・考え続け、考えを深める、そして自分の考えを創る

Aさんにはこの5つのハードルがあることを説明し、理解して貰えるようにしたい。そして

Aさんの事業にもっとも相応しいビジネスモデルを一緒に構築していきたいと思う。