ビジネスモデルづくりと思考ツール
現在あるプロジェクトのビジネスモデルづくりをしている。プロトタイピングとストーリーテリング、シナリオ作成のステージの作業をしている。この3つの作業を導くのがビジネスモデルデザイン特有の各種の思考ツールだ。「ビジネスモデルジェネレーション」が役に立つのは数多くの思考ツールが紹介されているからだ。私達はよく「具体的に考える」というが、それはどのような性格の思考なのだろうか。トヨタ自動車には5回何故を繰り返して考えるという思考法があるとのことだが、それも「具体的に考える」ためであろう。世の中にはいろいろの思考法がある。しかしそれをビジネスモデルデザインに特化して思考ツールを開発したのが「ビジネスモデルジェネレーション」ではないかと思う。優れた思考ツールは私達に考える基準、方向性を教えてくれる。また考え抜く力も与えてくれる。
さて今回、一つ勉強になったのはストーリーテリングとシナリオ作成は異なるということだった。今迄の私のビジネスモデルデザインではストーリー止まりで、シナリオ迄作っていなかった。まだ十分には整理できていないが、実際にストーリーを作り、シナリオを作った後で再度考え、定式化してみたい。一般的にもストーリーとシナリオは違う。以前「相棒」のノベライズ(小説化)版を読んだことがあるが、シナリオのメリハリの効いたシーン構成が記憶に残っていることもあり、今一つだった。脚本の凄さを痛感した次第だ。