ビジネスモデルの創り方・問いと物語

 

ビジネスモデルの構築には物語(ストーリー)とシナリオが欠かせない。以前このブログでも書いたが、物語はまだ実現していない新しいビジネスの仕組みを疑似体験し、実現の可能性をイメージさせる効果を持っている。勿論物語は一つではなく複数の物語が可能であるし、また実際に3,4通り創ってみることが大事だ。通常の物語とビジネスモデルのための物語は重なる部分もあるが、違う部分もある。重なる部分はどこで相手を感動させるか、だ。違う部分はビジネスモデルの場合は新しい仕組みの検証であり、顧客が何に価値を見出し、お金を払ってくれるか、を明確にするところにある。さて今回取り上げたいのは、問題意識、簡単に言えば「問い」である。問いは疑問、好奇心から生まれてくるが、問いの形をとるのはその人にとって個別的で、見過ごすことのできない切迫性、ある種の価値を帯び初めているからだ。そして問いは共有されていく。問いは共有されることによって、広がり、深められていく。そしてデザイン精神へと発展していく。

私の現在の問いは次のようになる。

1.屋上菜園の真の価値はどこにあるのか。その価値は既に見えているのか、まだ見えて

いないのか。普及のために一番大事なことは何か。

2.日本型ビジネスモデルは日本の中小企業黒字化、自立のためのどのように役立つか。

企業の中で最適のビジネスモデル推進者は誰なのか。