ビジネスモデルは仕組みづくり

 

7月7日のブログで、「ビジネスモデルの核心を一言で表現すれば、自分が、あるいは自社が心から向き合いたいという相手にベストと思われる価値を提供する、そのための合理的な仕組みだ」と述べた。今日は仕組みついて述べたい。「仕組み」とは通常、構造あるいは組立て、と理解されている、恐らく建築の分野から出てきた言葉なのだろう。英語で表現すると「システム」という言葉に相当するのではないか。さてビジネスの分野で「仕組み」と言う場合、そこにはどのような意味、定義があるだろうか。私なりに以下整理してみたい。全部で8項目ある。

1.仕組には目的がある

2.仕組は設計されたものである。設計のための「仕組的思考」がある

3.仕組は再現性を持っている。誰がやっても同じように働き、同じ結果が生じる。

4.仕組は設計をやり直すことによって変えることができる

5.仕組には合理性が働き、そこには一種の法則性が生まれてくる

6.仕組には自律性があり、仕組み自体で結果を出していく

7.仕組は複製化、コピー化できる

8.仕組は発展、進化させることができる

多くの仕事は仕組で動いている。優れた仕組をつくることが私達の仕事でもある。大事なことは、仕組をつくるための思考法と思考力を持つことだ。