マイノリティーとビジネスモデルの必要性

どのような仕事であっても、それは一人から始まる。そして段々協力者が出てくる。同じ思い、ミッションを共有できる人達がいる。それがマイノリティーというか時代の少数民族を形作る。マイノリティーが時流のメインストリーム、大きなニーズ、ウオンツを先取りすることができれば、ブレークして、マイノリティーからメジャーになっていく。恐らく殆どのビジネスモデルがそのようにスタートして、ビジネスモデルを変容、進化させながら、成功をつかもうとしている。マイノリティーにとって大事なことは、時代に与えるイノベーション・インパクトの強さではないだろうか。あるいは今迄の関係性を変えるようなデザイン性かもしれない。企業は成功し、大きな組織になると、どうしてもその成功体験に縛られるようになる。常に革新を続け、新しいビジネスモデルの創出を持続的に実現していくことは、実際は困難なことである。なぜならそれは永続的な自己否定を組織の構成員に求めるからだ。現在長期間ITの世界を支配してきたマイクロソフトが岐路に立たされている。10年後マイクロソフトがどのようになっているのか。場合によっては無くなっているかもしれない。それだけ変化の激しい時代に私達は生きているということだろう。これからはビジネスモデルで企業価値が左右される時代だと私は思っている。私自身はマイノリティー志向が強い。マイノリティーだからこそ時代の本当の相貌を見抜くことができるのではないかと考えているからだ。