リアルとネットの共存、相乗効果
今日近くの、行きつけの種苗店に行き、菌体特殊肥料「バイオダルマ」(タキイ種苗)を取り寄せてほしい、と伝えたところ、「ウチでは扱っていないんですよ。通販の商品ですから」と断わられた。取り寄せてくれるものとそうでないものがあるらしい。これはメーカーの方で分けているのだろう。ところでメーカーは何を基準に通販向けとそうでないもの、つまり店頭販売とを分けているのだろうか。ファッションなど、特に使い方が問題にならないものであれば通販でも良いだろうが、使い方について顧客から質問が出てきた場合、通販の会社はどこまで答えてくれるのだろうか。ファッションの場合は使い方よりも自分に似合うかどうか、私らしさを輝かせてくれるかが問題になるだろう。いずれにしても相談相手、つまり、販売員が必要になってくる。その意味ではゾゾタウンの新サービス「WEAR」は相談はお店で、買物はネットがコンセプトだ。いわば顧客の利便性を、「いいとこどり」して最大化したものであろうが、ここでもやはり「三方良し」のビジネスモデルが求められるのではないだろうか。販売店良し、ネット販売会社良し、そしてお客様良しのビジネスモデルだ。この中でも販売店良しが一番難しいのではないか。一方ビジネスモデルについても栄枯盛衰だ。ビジネスモデル革新は日々続けられなければ、いつか枯れて衰えてしまう。私たちはそのような時代に生きている。