ローカル線の時代がまたやってくる

最新の時刻表を見ていたら、最初の方のページに徳島県のローカル線、徳島線の紹介が載っていた。全長約50km、20以上の駅があり、駅毎にその地域の名所、名産、文化、建造物、巨木などがある。さて、日本は観光立国に舵を切りつつある。外国人観光客1000万人を目標として掲げている。因みにフランスは全人口以上の外国人観光客を毎年迎えている。8000万人を越えているようだ。外国人観光客はパリで買物だけしているわけではないだろう。地方にも行っているはずだ。地方で何を楽しんでいるのだろうか。

日本も近い将来、多くの外国人観光客がやってきて、地方にも今迄以上に向うことになるだろう。その際、インフラとして鉄道、ローカル線の担う役割は大きい。日本の鉄道の安全性は世界の最高水準だろう。保線区の人達が道床突きをそれこそ安全を願いつつ魂をこめてやっている。魂を込めて仕事をする、というのは日本人独特のことかもしれない。ローカル線の時代は必ずやってくる。そのためにもまず日本人がローカル線を守るためにももっと地方を旅行するという消費行動を取ってみたらどうだろうか。