一日一日を大切に送るとは具体的には?

私の親友というか、畏友と呼ぶに相応しい人、Yさんが今癌との厳しい戦いの日々を送っている。現在短期間だが病院に入院し、治療を受けている。来週には退院できるとのこと。

Yさんは私の前を歩いている方だ。人生で多くの試練を乗り越えてこられた。私は大きな問題に直面した時、Yさんに話を聞いて頂いた。私にとって一番大きな支えになったのは多くの試練を乗り越えてきたYさんが、私の前を歩いている、ということだった。勿論人を励ますアドバイスも大切だが、身を持ってそれを乗り越えてきた、乗り越えている・・・というのはまた違う。

Yさんは抗癌剤の副作用で苦しみながらもいつも「想定内、大丈夫ですよ」と言う。Yさんの生き方から私は2つの覚悟を教えて頂いている。

1.今日を最後の日と思って、今日を生きる。

確かアップルのジョブス氏もそのような気持ちで毎日の仕事をしていたと何かで読んだことがある。本当にすべきことをセレクトして今日一日を朝から夜、寝るまで生活し、仕事をする。

2.命をつなぐ

周囲の人々との心の交流を大切にする。死の間際まで周囲の人たちを思いやる心を持つ。そして自分の思い、願いを次の人達にバトンタッチしていく。私達は言う。「あの人から託されたことを私は責任を持って果たしていかなければならない」と。

一日一日を大切にする。具体的にどのようにして?。一日一日を大切にするライフスタイルを確立する時期に私も入っている。まさにハーベストタイムだ。

「涙とともに種を蒔く者は、喜び叫びながら刈り取ろう。種入れをかかえ、泣きながら出ていく者は、束をかかえ、喜び叫びながら帰ってくる」(詩篇126)