一般論から具体論のビジネスモデル

 

経営について一般論を述べることは程度の差はあれ、それなりに出来ることである。たとえば経営理論については数多の本が出ており、一読、再読すればある程度、ポイントが掴め、それなりのことを言うこともできる。ブルーオーシャン戦略、ランチェスター戦略、ビジネスモデル戦略・・・。しかし経営に携わる者は評論家ではない。プロセスを造り出し、結果を出さなければならない。評論と結果を出す仕事は次元が異なる。それでは具体論の仕事を構成するものとは何だろうか。私なりに考えていることをリストアップしたい。

①    私の現場とは何か、またどこかを絞り込み、日々見つめ、考え続けている

②    空想を排して自分が現にできること、もう一踏ん張りすればできそうなことを見極めている。自分の、あるいは自社の経営資源の現状と可能性把握がしっかりできている

③    評論は自分の頭を使って一人で出来るが、具体論の仕事では自分一人の力では出来ない。

多くの協力者が必要だ。コミュニケーション能力、プレゼン能力

④    実際にやり始めると予想していなかった事態が次から次へと起こってくる。その一つ一つを解決して、前に進んでいく解決能力 すぐ困らないで楽観的に解決

⑤    関係者とWIN-WINの関係を構築する利己利他的意識

他にもまだあるだろうが、この中で一番重要なのは一番目の「私の現場」、現場を造り出している現実を絶えず見据え、見続けることではないだろうか。私の現場は何か、どこか。

それを問い続け、見つめ続けることが具体論の仕事をする上では欠かせない。ヤマト宅急便の小倉氏の「経営学」は氏が毎日見続けてきた小倉氏の現場」のレポートでもある。