中国の進出で緊張する東南アジア諸国

中国の国際法を無視した海洋進出のため、東南アジア諸国がかつてない程の緊張状態に突入している。資源確保のためなりふり構わない、国際法を無視した、いわば力に訴える近代国家としてはあるまじき姿と言えるだろう。かつては社会主義的連帯を標榜したベトナムと衝突している。私は中国問題の専門家ではないが、2,3心配していることがある。

1.中国は経済的に世界の大国になったことによって、何か勘違いしている。経済は相互依存的であり、そこにはお互いに尊重しなければならない基本的ルールがある。成金思想ではいずれ世界から相手にされなくなるだろう。

2.中国は内側から崩壊し始めているのではないか、これが第二の疑念である。まず経済的な腐敗は私達の想像を超えているようだ。これは中国社会を根元から揺るがす悪性の病気に例えられる。共産党の一党独裁は経済成長、経済発展を担保にして正当化されてきたが、現在の中国人民はその正当性をもはや認めていないのではないだろうか。

 

中国は「張子の虎」になりつつある。かつてアメリカに対して投げつけた非難がブーメランのように戻ってきているのではないか。

今後中国はどのようになっていくのか。2つの可能性が考えられる。

1.地方軍閥を主体とした「中華人民共和国連邦」あるいは「中華人民合衆国」。前者はロシア的、後者はアメリカ的となる。中国の伝統的な地方軍閥が前面に出てくる。

2.本当の意味での人民主体の民主主義的「中国人民共和国」。この場合はそれぞれの自治国は独立することになる。例えばチベット、ウイグル・新疆、内モンゴルなど。

 

どちらにしても時間の問題だろう。巨大な混乱が日本にも波及してくる。日本は身構えなくてはならない。防衛省、政府だけではなく、日本国民も。