井戸木 鴻樹が全米プロシニア優勝
今日の夕方東京新聞を購入してスポーツ欄を見て驚いた。日本の中堅プロ井戸木 鴻樹が全米プロシニアのメジャー大会制覇を果たした。1977年の全米プロ選手権を制した樋口久子以来で、井戸木の優勝が2回目ということだ。あの青木さえできなかったメジャー大会制覇。以前ゴルフ番組で井戸木がラウンドレッスンをしている番組があり、私も時々見ていた。井戸木はアマチュアにとても分かりやすく、そして紳士的にアドバイスするのが印象的だった。日本では関西プロ選手権、NST新潟オープンとレギュラーツアーで2勝と成績面ではトッププロとは言えないだろうが、昨年は日本のシニアツアーで初優勝とシニアになってから大いに活躍している。井戸木選手も51歳になった。そして青木も杉本も尾崎、中島も成し遂げることができなかった全米のメジャー大会で優勝した。井戸木は「アメリカの選手と、どんな戦いができるかと思って出場しただけ」と言っているが、まさにしぶとい勝負勘とパターの技能が優勝を呼び込んだのだろう。中堅プロとして精進を重ねてきた結果に違いない。私たちシニアにとって嬉しい知らせだ。この勝利を誰よりも喜んでいるのは苦労を共にしてきた井戸木選手の家族だろう。井戸木選手に心からの拍手を送りたい。