今を生きるためのビジネスモデル

 

私の知人が関西から東京に出張するので、予定がつけば会いたいとのことだった。幸い時間が空いていたので、会うことになった。知人夫妻は数年前からの知り合いで、お2人にはいろいろなことがあったが、2人で会社を創り、事業を行なっている。私はご主人の方とも親しくお付き合いさせて頂いている。ところがご主人がストレスが原因だろう、脳溢血で倒れて、長い治療生活を経て、現在は自宅で療養されている。言葉もまだ完全ではないとのこと。病人を自宅で抱えた奥さんの心労はいかばかりだろう。生きていくためには稼がなければならない。今のところ働けるのは奥さんだけだ。そして一番辛いのはご主人ではないかと思う。私の友人の中で脳梗塞で倒れたが、現在は元気になっている元レストラン経営者が二人いる。二人ともリハビリ期間中は元の身体に戻れるか、不安の日々を過ごしたと話してくれた。知人のご主人は梗塞ではなく出血だったので脳のダメージはそれだけ大きい。ご主人がモチベーションを持って機能回復に励むためには現在できるこをすることが大事だ。私の提案は不安の中にいるご主人が少しでも生活にハリを感じることができるように、現在の状態で仕事を始めることをオススメした。どんな仕事をオススメしたかは今のところはプライバシーの問題もあるのでマル秘としておきたい。いつかその成果を発表できる時が来ることを願っている。どんな時にも諦めない。そのような状況の中でしか、学べないこと、経験できないことがある。どんなことにも意味がある。その意味を共有できる価値に高めていくことが、ひょっとするとビジネスの真髄かもしれないと思う。