今日のマッサンを見て・ビジネスインサイト

今朝のNHK朝の連ドラ「マッサン」で、マッサンにビジネスインサイトが閃いたところを見た。それはリンゴジュースを病院の患者向けに販売するというアイデアだった。折角リンゴジュースをつくっても販路が開けず在庫が増え、一時製造を中止していた時だ。

エマの父兄参観の日、正春(マッサン)はリンゴジュースを学校に差し入れると言いだし、一馬から病院の見舞いではあるまいしと、止められる。その一言でマッサンはリンゴジュースを病院に売り込むことを閃く。娘のエマの熱がリンゴジュースで下がったこともマッサンの頭を掠めたのではないか。身体に良い、元気になるジュースということで病院に売り込めば買ってくれるはずだ。マッサンの頭の中ではここまで一気に来たのではないだろうか。それもリンゴジュースが売れなくて悩み続けていたからだ。

病院への売り込みは成功し、道内の病院からついには東京迄リンゴジュース(汁)が売れるようになり、工場にも亀山家にも笑顔と希望が戻った。悩み続け、考え続けていて、ある臨界点のようなところに来た時、ビジネスインサイトが突然やってくる、という一つの事例を今朝のマッサンに見たような気がした。