努力と結果

ソチ冬季オリンピックの女子ショートトラックのライブがNHKEテレで午後6時半からあった。その日の午後丁度酒井選手のソチオリンピック迄のドキュメンタリーを見ていたので、是非良い結果を出してほしい、祈るような気持でレースを見た。カーブで左肩が下がるフォームの矯正、外側から前の選手を抜く練習、そして苛酷なフィジカルトレーニング。テレビでは放送されなかったが、メンタルトレーニングなどもあったことだろう。

私の気持は「これだけの練習を積んだんだから、今回は良い結果が出るだろう、いや出してほしい」だった。酒井選手の試合を見ていて、一瞬これは行けるかなと思ったが、残念なことに集団のもみ合いの中で転倒してしまった。前回のバンクーバーでも転倒しているので悪夢の再現となってしまった。

一方中国の選手はしたたかだった。後ろから追いかけて抜く時、フェイントをかけて外側に出ると見せかけて、前を走る選手を外側におびき出し、その隙に逆の内側に入り、ぶつかることなく、追い抜いた。

酒井選手には気の毒だったが、大変な努力が結果に結びつかなかった。オリンピックで勝つには何かがもう一つ必要なのだろう。もう一人の日本代表、小野選手も転倒で決勝に進むことができなかった。何かとは何だろうか。