半農半X一休み?
今回の朝霞農園の返却問題は正直未だ残念な気持ちでいる。今迄数年間腐葉土を入れて、また有機肥料を入れてきて「いい土になったな」という実感を感じていた。まさに苦労してつくり上げてきた土、もっと言えば有機栽培で野菜を育てることができる「生きた土」なのだ。最近では朝霞農園で作業する時間も増えていた。一方仕事の方も増えてきている。
私は「人生も仕事も出会い」という考えだ。だからと言って出会いが全て仕事になるわけではないが、仕事は人が運んできてくれる。同じ目標、価値感を持った人と出会った場合は特に大切にしたい。最近どういうわけか、そのような人との出会いが増えている。皆、私より若い人達だ。ということで仕事も増えてきている。不可能を可能のする性格の仕事も多い。考え、考え抜かなければならない。いつもどうしたらいいか、ブレーキングスルーポイントを探している。また会議も増えてきている。ということで今年の4月には「半農半X」的生活をスタートさせたが、農もXもフル稼働というのは正直かなりキツイ。今回の朝霞農園の件では私の人生をご覧になっている神様が「余り無理はするなよ。ここ暫くはXの方に集中しなさい」とその機会を与えてくださったのではないかと考えている。朝霞農園に代わる菜園、そして私にとって安住の地での菜園を見つけることも心がけていきたい。
農作業というのは私にとってもはや欠かすことのできない人生の大切な部分となっている。
作業の合間に青空を見上げながら永遠を感じ、また土を、野菜を、昆虫を、雑草を見ながら自分が自然の中にいることを想う。自然との共生感覚はただ見るだけではなく、自然の中で働く、それも有機的な循環的な栽培活動をすることで生まれてくるような気がする。
それこそ、自分が今迄の人生で求め続けてきたものかもしれない。
ゆっくり行こう。楽しみながら。