地元力の開発はどうあるべきか
山梨県のある町の友人と町起こしの話を続けている。現在、町には里山研究会という活動があり、里山の魅力について話合っているとのことだ。Iさんはその中心的メンバーで、今回山梨に出張した際、ランチを共にしながら話合った。町の特産は、お茶と生姜と竹の子。
今回私の方から提案したことは、単にモノに付加価値をつけてモノだけを販売するのではなく、付加価値のつけ方は、町に来て貰う仕組づくりだ。その町に来なければ味わえない美味しいお茶、その町に来なければ味わえない生姜料理、その町に来なければ味わえない竹の子料理。そしてたた食べるだけではなくて、収穫作業にも参加する。昨年5月、町の竹林で竹の子を掘った。斜面での作業は楽ではなかったが、楽しかった。どういう竹の子が美味しいかも教わった。その町に来なければ味わえない料理をつくるためには外部の専門家の協力も欠かせない。NHKの「キッチンが走る」を見ているととても参考になる。地元の食材に都会的センスも加え、地元の生産農家も感動するような料理を作っている。これからは地元の時代なのだと思う。地元の資源、力を地元の人々と都会の専門家が協力して開発することが大事だ。今回のランチミーティングでは私の方でもそのような専門家チームをつくり、時期を見て訪問、町の里山研究会の皆さんと打ち合わせを持つことにした。
モノに付加価値をつけるだけでなく、町に付加価値をつける。これが目標となる。