夜の散歩

昔はよく散歩をした。家の回りを東西南北に分けて、それぞれのルートを大よそ決めて歩いた。ある日は東に向かい、志木市の中を流れている新河岸川の土手道を歩いて志木街道を志木駅の方向に歩き、家に戻ってくるルート。ある日は北に向かい、隣駅の柳瀬川駅迄歩き、東上線の踏み切りを渡って志木駅迄戻ってくるルート。散歩をしていると街の変化が分る。空き地にマンションが建ったり、農地が駐車場になったり、住宅街の中にお洒落なイタリアンレストランが開店したり・・・。散歩しながらアイデアを練ることもあった。

昔会社経営が大変な時は眠れぬまま、早朝気分転換を兼ねて散歩したこともあった。辛い思い出だ。

さて最近は昔ほど散歩していないことに気がついた。農作業で十分身体を使っているので運動量としては十分だろうという気持ちもあった。また最近は早朝から午前中一杯仕事をするので、早朝散歩の時間が取れなくなっていた。

ところが、志木市の健康運動の一環として万歩計が貸与され、使えるようになった。定期健康診断の結果、メタボの予備軍であることが分った。激しい運動より歩く方が安全だ。

ということで、夕食後歩くようにしている。外出した時はある程度歩いているので、上積み、という感じで歩くが、在宅の日はデスクワークが多いので、1時間程度は歩くことになる。万歩計がこのようなモチベーションを与えてくれるとは思わなかった。毎日目標1万歩、遅ればせながら「歩け、歩け運動」に勤しんでいる。