夢砕かれた人へ

今年も若いプロ野球選手達が夢半ばにして解雇された。特にDNAはその数が一番多かった。ある程度活躍したベテラン選手はもう一花咲かせたいという思いだろうが、2軍暮しが長く、一軍に上がれないまま解雇された選手達の無念はいかばかりだろう。高校野球で活躍し、ドラフトで指名されて入団した時は一軍で活躍することを目標に練習に励んでいたことだろう。それにしてもスポーツの世界は苛酷だ。活躍し、有名になる選手はほんの一握り、ハイリスクハイリターンの世界なのだ。それにしても夢が砕かれた若い選手達は、それで人生が終った訳ではない。挫折感を抱きつつも、その後の人生のために新しい目標を立てて歩んでいくことになるだろう。今日もフィギアスケートの全日本大会の模様をテレビで見ながら、子供の時から大変な練習を積み重ねてきてこの大会に出場している。そして演技の後、点がつき順位が決まっていく。特にスポーツの場合、努力をすれば必ず報われるという訳ではない。天性のもの、運もある。

私達ビジネスにかかわるものも、同じかもしれない。一生懸命努力してもなかなか芽が出ない。成功といえるような輝かしさを掴むことができない。

挫折、失望を味わった後、どう生きるか、これはとても大切なテーマだ。