大江戸県民屋上菜園をつくりたい

 

江戸時代日本全国から野菜の種が江戸に集められ、関東ローム層に合うように品種改良され、それが後に固定種化された。江戸野菜が生まれた経緯だ。3代将軍家光の時代から始まった参勤交代はそれぞれの藩にとっては大きな財政的負担となったが、地域文化と江戸文化の交流促進という面では大きな副産物をもたらしたと言えるだろう。ということで温故知新の精神で、もう一度地域文化と東京文化の交流ができないかと考えた。テレビとかネットで地域文化を知ることはできるが、リアル面及び全体性という面で限界があるように感じる。やはり生身の人と人との継続的交流が大事だ。この県民菜園のコンセプトは私自身長く暖めてきた企画だが、いよいよ本格的に取り組んでみたいと思うような気になった。これは私の時流に対する勘のようなものだ。具体的進め方は横に置いておいて、何をしたいかと言えば、次のようなことが内容となる。

1.各県の県民がその県出身で東京23区に自社ビルを持っているビルオーナーの理解と 協力の下に屋上に菜園をつくり、地元の野菜を栽培する

2.このやり方で1道2府43県の県民屋上菜園をつくる

3.この1道2府43県の県民屋上菜園をネットワークして、地元の人も参加できるコミュニティプラットフォームにする

4.また県民屋上菜園を見て歩くラリーも行なう

5.屋上で栽培した野菜を使って料理し、地域の食文化を東京の生活者に知ってもらう

というようなことになるが、県民都民交流プロジェクト、現代版参勤交代と考えてみたらどうだろうか。