屋上緑化と改修問題

建物の屋上の場合、例えば10年に1回というサイクルで防水層の改修をメインにした大規模な改修がある。もし屋上緑化をしていたら、どうなるだろうか。現在の屋上緑化工法では、芝生と土を全部撤去して、防水層の改修工事を行なう。この場合撤去した芝生と土はどうなるだろうか。その殆どは産業廃棄物となって処分される。そしてもう一度屋上緑化をしようとすれば、最初と同じぐらいの施工費がかかる。つまり初回に150万円で施工したとすれば、二回目も150万円かかる、ということになり、都合300万円となる。

屋上緑化が始まってから10年以上経つ。これからこのような屋上緑化に伴う「二重投資」の不合理性が問題になってくるのではないか。弊社は現在この問題の解決に取り組んでいる。