屋上菜園と街づくり

 

屋上菜園が地元の人々に開放されると屋上菜園が公共的性格を帯びてくる。先日御茶ノ水駅から神田錦町迄ウオーキングした際、三井住友海上火災保険株式会社の本社ビルを訪問した。現在改修工事中とのことで屋上には上がれなかったが、本社ビルの周囲は街路に到る迄、自然を復活させる緑化が鳥との共生も含めて実現していた。屋上菜園・緑化、壁面緑化、そしてビルが面している道路の並木道づくりとシームレスで緑の面が広がっている。

屋上菜園の殆どは現在関係者以外立ち入り禁止か、一般開放日が土、日に限定されている。屋上菜園・緑化の緑が川となって流れ落ちるように壁面、ビルの周囲、街路の並木道がその地域に相応しい姿で整備されていったら、都心も落ち着いた緑豊かな場所になるだろう。

御茶ノ水地区の大田姫神社のあたりには古来匂桜が植わっていたとのことで、それを復活させる取る組みが行われている。匂桜はどんな香りがするのだろうか。

都市の自然は地元の植生と結びつくとディープでしかも安らぎを与えてくれる場となる。人々がいつの間にか集まってくるだろう。そのためにも緑の上流にあたる屋上の菜園化、緑化にこれからも鋭意取り組んでいきたい。