展示会の効用

弊社の事業の中には展示会開催部門がある。取り扱っている商品名は「展示会の達人」。京都で展示会関係の事業を展開しているK氏が開発したものだ。K氏は何度か実際に展示会に出展する企業のサポートをしている。実績のあるシステムなのだが、これから東京で展開しようという時にK氏が突然の病気で倒れ、暫く中断ということになってしまった。弊社の役割はK氏のプログラムをビジネスモデル的に発展させるというところにある。K氏のシステムはある意味では完成しているが、今後普及させていくためにはいくつかの課題もある、と私は考えている。最近K氏が病気から回復しつつある様子が伝わってきた。

今年は何とか元気になったK氏と一緒に仕事をしたいと思っている。そのためにもビジネスモデル的な発展内容を早くまとめていきたい。それだけの価値のあるシステムなのだ。

さて先日がわが家の夜間電力利用型の温水器を取り替えた。設置してから23年使い、最近故障したので、取り替えることにした。そのため家内が東京電力の担当者に電話で相談したところ、親切丁寧に答えてくれ、熊谷市で温水器、ヒートポンプ、太陽光パネルの展示会があることを紹介し、行ってみることを勧めてくれた。展示会に行く前には集めたカタログを見たり、ネットで調べたりして、家内と2人で「これにしよう」とある程度決めていた。ところが展示会の会場に行き、相談コーナーで設備業者と東京電力の担当者と話しているうちに他の選択肢があることを教えられた。詳しい説明を聞いてみるとそちらの方がメリットがあることが分かった。カタログとかネットでは分からないことがあると改めて気付かされた次第だ。展示会の効果・目的はいろいろあるのだろうが、やはり顧客の立場、希望を踏まえて、その時点でのベストのソリューションを顧客と一緒に考えていく、というのも大事なことだ。今回の経験を「展示会の達人」にも是非取り入れていきたい。