山梨県フードバンクの取り組み
山梨県で食品加工業者の過剰品、賞味期限内だが、店頭に置けず処分している食品を、貧しい家庭に送り届けている団体が山梨県にある。フードバンクというNPOだ。代表は女性。
テレビの報道では6人に1人の子供が貧しい食生活をしているという。このフードバンクの助けを受けている親子は、「本当に助かっている」そして食べ物だけではなく、自分達親子を見守ってくれているフードバンクの活動が支えとなっている、と言っていた。日本は食品の廃棄量が年間で500万トンを越す。大量に捨てている一方で飢えて、貧しい試食生活を余儀なくされている人が大勢いる。この間を取り持つのがフードバンクのビジネスモデルだ。私の分類では「勿体無い」に焦点を合わせたビジネスモデル。食品メーカーにしてみれば過剰品の処分にはお金がかかる。フードバンクに渡せば有効活用してくれる。ウインーウインの関係を作っている。そして大事なことは食品で健康を支えるだけではなく、精神的なことも含めて生活全般の相談にも乗っていることだ。素晴らしいビジネスモデルの一例と言える。機会があれば、是非フードバンクの関係者にお会いして、詳しいお話を聞きたい。