平穏な生活への憧れ

あるサスペンスをテレビで見ていた。確か「科捜研の女」だったと思う。マリ子さんの父親が所長で、10年前の遺跡発掘のヤマト石の鑑定をめぐって発掘の当事者の学者がニセモノと鑑定されて自殺してしまった。その学者は所長の親友であったため、所長はそのことで悩み続け、時期を見て科捜研所長の職を去ることを心に決めていた。その時、所長の奥さんが言う。「二人で穏やかな生活をしましょう」と。「あなたぐらい私が食べさせてあげる」マリ子は「お母さんは女性が働くことの厳しさを知らない」と呟く。さて私がここで考えたのは「穏やかな生活」とはどんな生活か、ということである。私なりに思うのは稼ぐことにもうあくせくしないで、それこそ年金とか家賃収入であまり無駄遣いをしないで、自分の好きな趣味なども楽しんで一日一日を暮らす・・・そんなイメージだ。