日本型ビジネスモデル事例研究セミナー最終回を迎えて

 

昨年6月20日、7月から始まるセミナーのご案内の中で以下のように書いた。

「さてこれから6回に亘って開催する事例研究セミナーは以下のことを目指しています。

1.ビジネスモデルを生成し、デザインするための基本的要素について確認作業をします。

2.日本の経営風土に合った日本型ビジネスモデルとはどのような特徴を持っているのか、

またモデル生成を支える日本型イノベーションとはどのようなものか、について整理していきます。そして「ビジネスモデル・ジェネレーション」をテキストとして使いながら、江戸時代の事例と現代の事例を取り上げて、探求していくことにします。

3.このセミナーは講師と参加者の皆さんとの「共創」の場です。講師のプレゼンの後、

参加者の皆さんと一緒にブレストをしたいと思います。」

最終回を迎えて、目指していることがどこまで出来たか、振り返ってみたい。1,2,3

それぞれについて基本的なことは出来たと思う。後はセミナーに参加された皆さんが実際にビジネスモデルを創ってほしい。例えてみるとこれも野菜栽培に似ているかもしれない。

野菜栽培講習会で勉強し、実習しても、その場限りではなかなか身につかない。自分で実際に自宅の屋上であるいはベランダで、さらには市民農園で、毎日のようにやってみないと「分からない」のと同じだ。実作しなければビジネスモデルデザインの醍醐味を味わうことも叶わない。水際に立っていないで、水の中に入って泳ぎ出すことが肝心だ。