時代と向き合って生きる・日本画家堀文子さんの生き方に学ぶ

NHKのこころの時代で日本画家の堀文子さんが話しているのを聞いて、時代と向き合って生きるとはどういうことか、大切なことを教えられたように感じた。

堀文子さんは今年97歳、現在でも大磯で画筆をとっている。矍鑠とされている。

時代と向き合って生きるとは・・・気付かされたことを箇条書きすると、

1.時代に流されず、自分自身の視点で物事を見る。これは言うほど簡単なことではない

2.「天皇陛下のために画を描く」ことを強いられた時、「冗談じゃない」と思ったという反骨心。当時はそのような当り前のことが言えなかった時代だったはずだ。

3.超俗になるのではなく、大衆の中に入っていく。堀さんは画家の大家になって作品を残すより、雑誌など大衆が手に取るものに挿絵などを描いて「稼ぎまくった」とのことだ。大衆こそある意味では時代の時流を造っている。

4.堀さんは世界放浪の旅をしたり、イタリアにアトリエを構えたり、アマゾン川、マヤ遺跡・インカ遺跡に行ったり、ヒマラヤ山脈を走破したり、とにかく行動的だ。旅を通じて日本だけではなく、世界というグローバルな舞台で時代に向き合ったのではないか。