時間という最大最高の資源

 

私の友人が「ネットワークビジネスのビジネスモデルを変える」という意気込みで頑張っている。彼は言う「金銭的リスクが全くなく、しかも分配のバランスも変えて、より公平なものにしていく。今迄上の層は儲かるが下の層は皺寄せを受けていた。」その心意気や良しだが、ある時こんな質問をした。「金銭的リスクはゼロということだが、それではメンバーに何を求めるの?」と。答えは「会員を集めるためにパソコンでの発信を含め、勧誘のために時間を使うことだ。それだけだ」そこで私は伝えた。「シニアの私達にとって時間はお金と同じくらい、いやお金以上に大切なものではないか。時間はタダではない。60歳台になれば何歳迄生きられるか分からないが、いずれにしても残り時間は日々短くなっている。お金はより良く生きるための大事な一つの手段だが、目的ではない。どのように残りの時間を有意義に、価値あるものとして生きるか。その貴重な時間を<パソコンの発信を含めた勧誘>に自分は使おうとは思わない。」勿論価値観は人それぞれだ。しかしこれからの時代、モノが与えてくれる満足感よりも幸せな時間が与えてくれる満足感の人々の関心はシフトしていくのではないかと思う。人々にとって<幸せな時間>をどのようにして創り出し提供していくか、古くて新しい課題のように思えてならない。