波力発電・電力の地産地消
今夜の夢の扉は波の力を使って発電する夢を実現する物語だ。三井造船の 再生可能エネルギープロジェクトグループ/中野訓雄 さんの挑戦を紹介していた。日本は海に囲まれている。それも含めてのことだと思うが、見方を変えれば日本は「資源大国」との考え方が出てきている。波力を電気に変えるためには「変換効率」が問題になる。中野さんはこの効率を飛躍的に高める技術開発に設計士として成功した。しかし、現場で施工し、実際に計画を達成するための電気を産みだすことができるか、まだまだ課題は山積しているようだ。中野さんのモットーは「深刻にならずに 真剣になる」。きっとこれからも試練、トラブルを乗り越えて、神津島に本格的波力発電装置を設置することだろう。期待したい。太陽も波も永遠に続く再生可能エネルギーだ。「電力の地産地消」というコンセプトは素晴らしい。
海と言えば洋上風力発電もある。さて、私が今「できたらいいな」と思っているのは、緑化と風力発電の複合型の装置だ。自宅の屋根を緑化して電力を節電する共に、風力発電で電気を起こす。節電しながら、一方で電気を起こす。太陽光発電が現在再生可能エネルギーの主役だが、再生可能エネルギーについてはそれこそいろいろな可能性を考えるべきだろう。発電効率が高く、騒音も少なく、設置コストも手軽な小型の風力発電機が開発されれば、自分の家に取り付けることができる。これも電力の地産地消、もっと言えば自産自消になるのではないか。