無名偉人伝 遠山正瑛
今日の午後テレビ東京でニッポン無名偉人伝を見た。ゴルフのセガミカップと巨人-中日の野球中継の合間にたまたまテレビ東京を見たら、内モンゴルの砂漠地帯、恩閣貝で砂漠緑化に取り組んだ遠山正瑛氏の活動を紹介していた。氏は鳥取砂漠でナガイモを栽培し、砂丘で野菜を栽培できないというそれまでの常識を打ち破った。現在ナガイモは鳥取砂漠の特産品になっているという。氏は内モンゴルの砂漠に植林し、ポプラの森に変えていった。その結果、ポプラが防砂林となり、野菜栽培ができるようになり、砂漠に住む人々の生活も豊かになっていった。氏は2004年になくなったが、遺志をついで現在も日本から500名ぐらいの緑化隊が恩閣貝で植林活動を続けている。そして氏が願ったことだが、中国人の植林ボランティアもこの活動に共鳴し、参加している。氏は生前、人間には緑が必要、そのためには汗を流す人、お金を出せる人、物を出せる人、命を捧げる人が一緒に活動すれば、砂漠を緑にすることができると、自分の信念を吐露していた。氏は97歳で亡くなるまで砂漠緑化に取り組んでいた。まさに命を捧げた。何という偉業だろうか。テレビを見終わった時、私は自分の身体に電流が走ったように感じた。そして思った。
氏のように歩みたい、と。