物語の力

物語には人を感動させ、共感させ、行動に駆り立てる力がある。なぜそうなのか。それは「物語を体験できる」からだ。そこでは感情移入・共感(私もそう感じる)、想起(私にもそんなことがあった)、想像(イメージが膨らむ)が一つのエンジンとなって動きだす。物語にはセオリーがある、ということで最近は物語の作り方について説明した本とか、セミナーなども開催されているようだ。私もその種のセオリー本を読んで参考にしている。例えば『「物語力」で人を動かせ』(平野日出木著)三笠書房。「ビジネスモデルジェネレーション」の物語について説明したページ。勿論セオリーに従って物語をつくることはできる。勿論セオリーは参考になるが、それでも一番大事なことは、物語の書き手が、自分自身感動していることがある、ということが前提になるのではないだろうか。感動があって初めて、物語が成立する、と私は考えている。また物語を書くためには、やはり物語を書く練習も必要と思っているので、何かに感動した時には物語の形で文章を書くことを心がけている。文章も書かなければ上達しない。