現代の忍者・私の知人Wさんの仕事振り

仕事の関係で現代の忍者・Wさんと知り合った。名刺に忍者のマークがある。Wさんの仕事はメディア関係のプロデューサーとのことで、それこそ神出鬼没で仕事をしているようだ。忍者と言えば、子供の頃は猿飛佐助とか霧隠才蔵が人気者だった。ただ忍者について私が「恐らくこれが実態だったんだろうな」と思ったのは池波正太郎の「真田太平記」の中で描かれていた、真田方の女忍者お江と徳川方の猫田与助の仕事振りからだった。超人的体力、五感。情報収集能力と分析力。戦闘能力。仲間との連係力。表に出ず、裏方に徹する自己犠牲力。それにしてもなぜこのような現代風に言えば戦闘力を持った情報部隊が日本に生まれたのだろうか。戦国時代の中国地方の覇者毛利元就は調略を得意にしたというから、忍者的存在が既にいたのかもしれないが、本格的に忍者が養成され、活躍したのは織豊時代あたりからだったのだろうか。徳川政権時代には忍者の頭の服部半蔵が家康に仕えたとのことだ。皇居の半蔵門の傍を通る時、半蔵のことを思い出す時がある。

現代の忍者・Wさんには仲間の忍者がいる。Wさんによれば忍者は外国人に人気があるらしい。忍者の仕事を外国人にどのように説明しているのだろうか。