皇居東苑散策
今日は久し振りに平川門を通って東苑に入った。事務所のあるちよだプラットフォームの近くで昼食をとった後、考えていることを散策しながら整理したい思っているうちに、足が緑の多い東苑に向っていた。大きな木の太鼓橋を渡り、受付で札を貰って、平川濠を右に見た後、梅林坂を上る、道なりに上っていくと宮内庁の建物があり、左に曲がるとその先は視界が大きく開けて天守台、そして本丸跡へと続く。石垣の天守台は上れるようになっている。本丸跡は広々とした芝生の緑地だ。赤穂浪士で有名な松の大廊下の跡に標識がある。本丸、二の丸、その先に三の丸があるが、今日は本丸跡の広々とした芝生に座ったり、寝そべっている人もいるので、私も座って一息入れた。何んとも言えない良い香りが流れてくる。確か昔この香りを経験したことがある。苑内では槿だろうか、花があちらこちらで咲いている。槿は香りの無い花だから、これは木に香りだろうか。それにしても今から400年前にはこの本丸に将軍が居て、当時の政事に関る多くの人々がここで仕事をしていたことを考えると不思議な気持ちになる。あまりにも穏やかな風景だ。東苑は手入れが行き届きとてもきれいだ。それに人通りも少ない。守衛が自転車で苑内を巡回している。私は考えを整理したり、まとめる時は、デスクを離れ歩くことがある。そして今日は東苑を歩きながら一つの閃きがあった。「そうだ、これならいける!」ビジネスモデルの実現を可能にするグッドアイデアだった。やっと見つかった。・・・ということで今日はちょっと特別な一日となった。