置き野菜ビジネスと従業員市場

今日のNHKテレビで会社に新鮮な野菜を届ける置き野菜ビジネスの紹介があった。若い社長がこのビジネスに取り組んでいる。グリコの置き菓子の野菜版というところだろうか。

置き野菜も、置き菓子もそのビジネスモデルは富山の置き薬に原型を求めることができる。

現代のITなど最新技術を駆使して、この「冨山の置き薬」のビジネスモデルを発展させている。置き野菜の場合には鮮度を保つための工夫もしている。

さてこの置き野菜ビジネスについて確か三菱総研の研究員が興味深いことを言っていた。それはビジネスモデルについてではなく、「従業員市場」という言葉だった。社員は一日の大半を会社で過ごす。その社員を対象にしたビジネスをそのように呼んだのだろう。置き野菜の場合は、社員は無料で野菜を食べることができるとのことだ。これは会社の新たな福利厚生と言えるかもしれない。健康管理を考えるとお菓子だけでなく野菜も食べるといいことは頭では分るが、それを実行したところに素晴らしさがある。この置き野菜をさらにビジネスモデル的に分析してみたい。