観光地・下田市の印象

 

家内と2人で本当に久し振りに1泊旅行に出かけた。向かった先は伊豆下田市。埼玉の家を出る時には雨が降っていたが下田に着いた時には小雨に変わっていた。ホテルに入るまでにはまだ時間が十分あったので、まず近くの食堂で遅い昼食を摂り、それから下田市観光協会発行の地図を見ながら町中を歩いた。了仙寺を通り抜け、なまこ壁と水路の道を、ぺルリ・ロードを歩いた。そこから足を伸ばし、下田公園に行き、山に登った。木々の間から太平洋が見えた。雨が上がり、太陽が出てきた。山を下り、ポイント・ぺルリに寄って駅に戻った。駅にはホテルの迎えのマイクロバスが来ていた。下田市東側柿崎のYホテルが今日の宿だ。夜、露天風呂から見た星空が忘れられない。翌朝は朝食後ハリスの小径を歩き、ホテルのバスに乗って下田駅に戻り、ケーブルカーで寝姿山に登り、屋上付近を散策。花壇がきれいだ。今回下田の町を歩いていろいろと感ずるところがあった。江戸時代の下田。開国期の下田。戦時中の下田。下田の町を歩いていて印象的なのは町に花が多いことだ。家の前にいくつものプランターを置いて花を育てている。暖かいこともあるのだろう、花が一杯に咲いている。まさに花の溢れる町だ。さて一つ、気になったのは旅館の稼動率だ。私達が泊まったホテルは全部で20室だが、当日は3室しかお客が泊まっていなかった。ウイークデイということもあったのだろう。お陰で風呂はゆっくり入ることができた。そこに行かなければ分からないことがある。定年退職したシニアの人達はウイークデイの旅行がオススメだ。私が以前デザインした「サンクスペアレンツ」は、大よそ70歳以上の高齢者を対象にしたビジネスモデルだったが、今回感じたことは旅行に行くにはある程度の体力も必要ということだ。往復の電車で過ごす時間も長い。車の場合も同じだろう。「サンクスペアレンツ」の年齢も5歳ぐらい引き下げても良いのではないかと思わされた。